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フィルムカメラを始めてみよう#2 Canon AV-1編

みなさん、こんにちは。

にこら (@nikora060) | Twitter です。

 

前回の記事ではオリンパスのトリップ35を紹介しましたが...

japancameraclub.hatenablog.jp

 

今回の記事では、かのキヤノンAE-1の影に隠れた、隠れた名機絞り優先一眼レフキヤノン AV-1の使い方を紹介したいと思います!

 

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(フィルム写真)EOS kiss Ⅲ with SIGMA 28-80 3.5-5.6で撮影

 

キヤノンAE-1といえば、シャッタースピード優先の一眼レフ。

当時では画期的な完全電子化、CPU制御、他社の追随を許さぬ低価格で市場を占拠した有名な機種です。

 

世の中には絞り優先EEとシャッタースピード優先という2つの方式がありますが、当時はマルチモードAEカメラというものは大変高価で、ほとんどのカメラは一つのカメラに一種類のEEしか搭載されていませんでした。

 

キヤノンは大昔からシャッタースピード優先というEE方式が大好きだったんです。

キヤノネットも、ダイヤル35も、EXEEも、EFも。

全部シャッタースピード優先のカメラだったのです。

 

しかし、市場では「キヤノンの絞り優先カメラがほしい!」という声が聞こえ始めます。そりゃ絞り優先のほうが被写界深度なども決めやすいですからね。

 

そこで発売されたのは、このキヤノンAV-1。

そんなこんなでAE-1の影に隠れてしまっているカメラなのです。

しかし、使い勝手は一流。シャッター鳴きもしませんし、かなり完成されたカメラです。

 

 

では、使い方を紹介します。

 

はじめは、フィルムを入れずに何度か撮影の工程を実際に繰り返して練習をしてみましょう。

そうすると失敗写真が少なくなりますよ~。

 

フィルムカメラは難しいようで、コツを掴めば、デジタルカメラよりも簡単に撮影できます。

 

1.準備

電池を入れます

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 はじめに電池を入れます。

 本体右端のスイッチを押すと、電池カバーが開きます。

 

 4LR44電池をマイナス側から押し込みながら挿入しましょう。

 

 

次にフィルムを装填します。

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 巻き戻しクランクを上に上げてから、更に引っ張ると裏カバーが開きます。

 

f:id:JapanCameraClub:20180911224557j:plainフィルムを一旦、このように置いてから、巻き上げクランクを下げて固定します。

フィルムを少しだけ引っ張り、リールに差し込みます。

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リールに差し込みましたら、巻き上げレバーで一枚だけ巻き上げて、一回シャッターを切ります。

 

 この写真のようにフィルムがリールに巻き付き、リールの横の歯車(スプロケットと呼びます)に噛んでいれば成功です。

 

 このように巻き付いたら、カチッと音がなるまで裏蓋を閉めます。

 

 このあとは、撮影が終了し、フィルムをケース(パトローネと呼びます)に巻き戻すまで裏蓋を 絶対に 開けてはいけません。

フィルムが無駄になるだけではなく、撮影結果も消えてしまいます。

 

2.撮影

裏蓋をしっかりと閉めたら、撮影枚数カウンターが0になるまで空シャッターを切りながら巻き上げます。

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設定ダイヤルをAにすると、自動撮影が出来ます。

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レンズに1.8 2.8 4 5.6 8 11 16 A

と数字が並んでいますね。

このカメラではAは使用しません

 

これを絞り値と呼びます。

数字が小さいほどフィルムに届く光が多くなります。

 

はじめの内は、

暗い屋内なら 1.8

明るい屋内なら 2.8

曇りの屋外なら 4 または 5.6

晴れの屋外なら 5.6または 8

 

に設定すると、撮影がし易いです。

このカメラにも慣れてきたら、書店で詳しい書籍でも購入して、弄って見ると拘った撮影ができます。

 

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ファインダーを覗いてみましょう。

中央に少し大きな円がありますね。

 

ここでピントを合わせます。

 

試しにピントリングを回してみましょう。

ボケたり、ピントが合ったりしますね。

 

撮影したいものを中央に定めて、ピントリングでピントが合う所を探します。

 

 

ピントリングでピントを合わしたら、シャッターを半押ししてみましょう。

右端の針が上下していますね。これを露出計といいます。

 

2 1 2 4 8 15 30 ...と並んでいるのがシャッタースピードです。

標準レンズの場合、これが60以上になると、手ブレのない写真が撮れます。

 

このまま押し込むと、シャッターが切れ、写真が撮れます。

絞りなどを場所ごとに変えながら、どんどん写真を撮っていきましょう~。

 

3.撮影が終わったら

 

カウンターが規定枚数以上になり、巻き上がらなくなったら、そのフィルムの終わりです。

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 カメラの底を見てみましょう。

黒いスイッチがあります。

 

そのスイッチを押してから、巻き上げクランクのレバーを写真の様に立てます。

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矢印方向に回すと、フィルムを巻き戻せます。

 

しばらくして、「スカッ」と音がしたあと、急に感覚が軽くなれば撮影終了です。

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 はじめのように巻き上げクランクを持ち上げると、裏蓋が開いてフィルムを取り出せます。

 

このフィルムをカメラ屋さんで現像してもらいましょう。

 

 

4.消耗品などについて

 

電池...4LR44電池を使います。カメラ屋さんで取り寄せて貰うことも可能ですが、アマゾンなどのネットショッピングで購入するのがおすすめです。

 

フィルム...35mmネガまたはリバーサルフィルムを使用します。

感度はISO100,200,400がおすすめです。

 

ストロボ...外光オートストロボがおすすめです。188Aなどのキヤノン純正品もありますが、生存数が極めて少ないので外光オートストロボの中古品を入手されるのが良いと思います。

 

5.手入れについて

 

レンズ...外装は乾いた布で、ガラスレンズ本体は絶対に吹いてはいけません。

ホコリが付いた時はブロワー(100円ショップのもので十分です)で飛ばします。

 

本体...レンズと同様、外装は乾いた柔らかい布で拭きます。洗剤を使ってはいけません。

 

 

絞り優先というのは写真というものを理解するためにはもってこいだと思います。

初心者の方も上級者の方も中古店なんかで見かけたら、是非手にとって使ってみてください。

ファインダーの造りもいいですし、シャッターの感触も中々です。

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(フィルム写真)EOS kiss Ⅲ with SIGMA 28-80 3.5-5.6で撮影

 

Aシリーズ共通のワインダーなんかも使うことができます。

いいリズムで撮影できますよ。

 

ちなみに、ジャンク品と書かれているものや、動作未確認のものは買わないようにしましょう。確実に故障しています。

 

では!

△出筆者:にこら

 

 

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