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サルでもわかる写真講座 #6 「カメラの使い方ABC①撮影準備」

みなさん、おはこんばんにちは。いつものHattifnattでございます。

本日は、カメラの使い方について書きます。いい加減に、3要素の続きかけよって話なんですが、頑張って温めてますので、もう少しお待ち下さい。

今から60年近く前に朝日新聞社から、「アサヒカメラ教室」というシリーズ本が出てまして、今日はそこから記事を書きたいと思います。

フイルムカメラをバリバリ使っている諸君なら、「なんでぇ!こんなこと知ってらぁ!」と思うことも事細かに書いていますが(煽っているわけではない)、まあ、備忘録、初心忘るべからずとして、読んでいただけると幸いである。

もちろん、60年前の本なので、フイルムカメラの使い方ですよ!

 

 

 

1:各部の名称

 以下、大体のカメラに共通している各部の名称を記入しておく

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各部の名称

1:巻き戻し軸

2:ガイドレール

3:スプロケット

4:スプロール

5:シャッター幕

6:パトローネ室(パトローネが入るところ)

7:巻き戻しクランク

2:説明書をよく読むこと

 カメラを買えばその箱の中に説明書が入っているから、これをよく読めば、そのカメラの使い方はわかるはずである。もっとも、中古カメラ店や、オークションなどのネット販売から購入した諸君は、説明書はもちろん、箱さえない状態で買っていることのほうが多いだろう。そんなときは、便利な世の中である。インターネットを使って調べてみよう。よっぽど、変わったカメラでなければ、大体は使い方は同じである(注:バルナックタイプや、90年代頃の自動化が進んだカメラは、少し儀式が必要である)。しかし、これらの説明書や、インターネットの記事(以下:記事)をろくに読まない人が多く、そのために使い方を誤ってカメラを傷めたり十分に使いこなせなかった場合がある。

 この章では、個々のカメラについて書くことは、紙面の都合上(=執筆者のオトナの事情)許されないので、それは説明書や記事を読んでいただくようにお願いするだけに止め、ここではあまり説明書に記していない補足事項をごく初歩から一通り解説してご参考にしていただきたい。

 

3:フイルムの脱着

◆35ミリフイルムの場合

 パトローネ(独:フイルムが入っているいれもの)に入ったフイルムには金属の筒と、わたわた(正式には、テレンプというらしい)に守られているので、光が入る可能性は低いが、それでもやはり日陰で取り扱わないと光が入るおそれがる。

 まず、スプロケット(大体のカメラで、右から2本目の軸、歯車がついている、写真参照)がロックされていることを確認する(指で動かしても動かないこと)。もし、動くようだったら、1回空シャッターを切ろう。

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Canonflexのスプロケット

 確認し終わったら、パトローネが入るところの天井についている、パトローネ巻き戻し軸を押し上げて(もしくは軍艦部から引き)、フイルムの艶がない面をレンズに向けてパトローネを収めて、フイルムの先端を巻取りスプール(カメラの右端の軸)の溝に差し込む。カメラによっては、この溝が割れやすい物があるので注意する。このスプールは手で自由に回せるので、フイルムが差し込みやすい位置に回しておくと、差し込みやすい。いずれ紹介するが、プラクチカやコダックシグネット80、もしくはフイルムカメラが自動化してきたときのカメラは、載せるだけで自動で巻き取ってくれるものが多い。

 次に、フイルムの送り孔(カタカナでパーフォレーション)が正しくスプロケットの歯に入り、フイルムのガイドレール(シャッター付近の銀色の線)に正しく納まっていることを確かめてから蓋を閉じる。心配であれば、蓋を閉める前に、多くて2回まで空シャッターを切ってみて、しっかりとスプールに巻き付いているか確認してから蓋を閉じてもいい(撮影可能枚数まで撮れなくなるかもしれないが)。

 これをしっかりと確認しないと、撮影してから、スプールからフイルムが緩まり、外れていることに気が付かず、ちゃんと巻けているつもりで撮影をする(執筆者は経験あり)。フイルムがきちんとスプールに巻き付いていれば、巻き戻し軸がフイルムを送るごとに微妙に回るので、確認ができる。また、蓋を閉じて最初の巻き始めのときは、その前に、一度巻き戻し軸を矢印の方向に軽く巻きしめて、緩みを除いておくとよい。

 裏蓋を閉じたら、2回空シャッターを切り(先述の蓋を開けて確認した方はスルーで)、枚数カウンターが1になったら、撮影できます。

 自動復元式のカウンターならばよいが、手動式のカウンターの場合は、撮影開始前にカウンターのメモリを0に合わせることを忘れてはならない。また、手動式の場合、順算式(どんどん数字が増えていく)と逆算式(数が減っていく)の2通りがあるので、使うカメラがどれなのかを把握しておく必要がある。

 

4:撮影が完了したら

スプロールをフリーにするボタンかレバーを押したあとに、巻き戻しクランクを起こして、撮影済みのフイルムをパトローネ内に巻き戻す作業(=儀式)がある。これをしないと、裏蓋を開けてはいけないし、パトローネも引き出せない。全部巻き戻したあとは、急にクランクが軽くなるので、それを合図に終わりである。あまり乱暴に引き戻すと、わたわた(テレンプだよ、覚えよう)や、カメラ本体にフイルムがあたり傷がつくので、なるべく巻き戻しは静かにおこなうと良い(儀式は厳かにおこなうもの)。

 巻き戻しが完了したかわかりにくかったら、念のためにレンズキャップをして1回空シャッターを切り、その後、巻き戻しをしてみると良い。ここで、軸が動かなければ、まだ巻き戻しが終わっていないので、もう一度前段の、「撮影が完了したら~」から儀式を行おう。

 

ここから更に、露出の決め方まで書こうと思ったのだが、すでに2,200字が過ぎてしまったので、一旦ここで終わりにします。

続きをお楽しみに!

 

 

★執筆者:HattifnattMoser

 

 

 

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